カブでの走行について(その3)とその他

 ドナー探しは得意のネットオークションで。なるべく近くの出品者を探したが、スーパーカブ50カスタムって意外と高い。やはり4速エンジンは魅力的です。
 家から15kmぐらいのショップがヤフオクに出品していて、連絡して拝見に伺ったけれど、なんかフロントタイヤが斜めに取りついているような。一応説明でも転倒経験のある車両とはありましたが、ホイールの歪みだけならまだしも、肝心のフォークが曲がっていれば本末転倒なので購入は見送り。

 大阪南部の自動車整備工場からも出品がありチェックしていたのですが、入札者がいないまま出品取りやめに。
 ダメもとで他の出品物に質問を投げてみると手元にあるよ、とのことなので買う気満々で軽トラを用意して現地へ。
 車両を確認させていただいたところ、説明とは違いエンジンがかからずでしたが、車体の曲りは無さそうで、「さっきまではエンジン掛かったんだけどなぁ」との説明でした。あやしい・・・
 でも第一目的がフォークなので引き取る気でお話を進めると、持っていても邪魔なので今なら5000円引きでいいよ、と。不動エンジンでもそこそこの値段は回収できるだろうと睨んで、相手さんの気が変わらないうちに持って帰ってきました。
 エンジンの方はプラグを変えたらあっさり始動。

 バラシしてエンジン等をオークションで処分すれば、うまくいけば手元に実質タダでアンチリフトフォークを手に入れたのと同じ状況になるかもしれません。

 とりあえず、カブ90と色が同じなので、何も気にせずフロント周りをサクッと組み換え。
 ブレーキを握りながらフロントを押さえつけたところ、思わずニヤリ。フロントが沈み込むのです。
 早速試乗。一旦停止で停車するとき、思わず笑ってしまいました。フロントが心持ち沈み込んでいるように感じる!

 絶対的な制動力で言えば後年式のビッグドラムブレーキにはかなわないと思いますが、走行シーンを考えれば私にはいい選択でした。

 フロントサスを交換し、あとはリアサスペンションの交換か。
 今後の目標はヘッドライトの交換。以前にも書いたがマルチリフレクターライトの導入と補助LEDライトを導入しているが
街灯のない山道などでは本当に怖く、今後はこのあたりを改善していきたいなぁ、と思いつつ次に。

カブでの走行について(その2)

 前回書いた内容を思い出しながら。
 ボトムリンク構造上、どうしても避けられないコーナーリングの癖(?)
 これを回避するには構造変更しかないと思ってます。
 で、カブ系のブログを書いている方に質問を投げてみました。(カブ乗りの間では超有名な方だと思います)
 ざっくりやり取りを書くと(私)      「アンチリフトフォークを導入すると乗りやすいですか?」
            (ブログ管理人様)「テレスコみたいな感じだよ」
            (私)      「高いし導入はないかなぁ」
 今思い返せば、なんでその答えにたどり着いたんだろう。 
 乗りやすさとか、なぜ乗りやすく感じるのかとか、いろいろ解説してくれていたのに全部すっ飛ばして読んでました。
 その後もう一度回答いただいたコメントを見直して「もしかするとコーナリングの問題点を解決してくれるんじゃない?」と。
 いや、本当に思いっきりそういう風に書いてくれています。本当にアホです。教えを乞うてるのにちゃんと読まないのはダメだと思います。

 ボトムリンク式でのコーナーリングの問題点を整理。
 コーナーに差し掛かる前のブレーキの制動力にはそれほど問題なし。止まりきれない速度まで出さないし、出せないし。
 次に立ち上がりに向けてアクセルを開けていくような状況も全然問題なし。パワーあっても扱いきれないので、現状でも平坦なら不満無し。
 問題なのはコーナリング中に少し減速したい事態が発生した時。
 知っている道ならある程度「これぐらいのスピードで」とコーナーに差し掛かります。
 自分の走り方なんですが、カーブが近づくと感覚的に曲がりきれそうな速度まで減速して車体を寝かし、コーナーの出口にむけてアクセルを開けながら走り抜けているんだと思います。
 ですが例えばツーリング等で知らない土地に行ったときとか、思いのほかコーナーが長かったり出口が狭かったりきつかったりして
曲がりきれそうにない場合に特に問題としてとらえている。まぁ、先読みが出来てない状況。要はヘタクソってことですけど。
 そこで曲がりきれそうな速度になるまで減速しようとするわけですが、私の場合はエンジンブレーキ、リアブレーキに追加して
フロントブレーキも使っています。ただし、ガツン!とつかっているわけではないです。(他の方々はどうしているんだろう?)
 フロントブレーキをかけるとボトムリンクの場合、悪い癖としてフロントの浮き上がりが発生しタイヤのグリップ感が希薄になって
狙いほど減速するのが怖い。減速でききれない。結果、曲がりきれない、というところまでは言ったことがないですが、かなりヒヤッとしたことがあります。

 そこでアンチリフトフォークの導入が有効だよ、とのブログ管理人様の回答を読み返して発見、私にも有効かも、ってか有効なのでドナー探しを始めました。

オークション、無事終了

オークションに出品していたエンジンとフロント周り、無事売れた。
フロント周りは予想通りの値段で落札、エンジンは思いもしないぐらい高値が付き、正直びっくりした。
もちろん出品時価格より高く買っていただけるほうがありがたいが、入手価格より高くなるとは思ってもみなかっただけに落札者さんに申し訳なく、当初予定していなかったが送料をこちらで負担することにした。落札者さんも納得いただいたようで、いい取引となった。
フロント周りは梱包資材の手配に手間取り、運送サイズの制限で悩み、発送まで時間を要することになり、落札者さんにお待ちいただくことになったけど、倉庫整理もかねて私にとって不要となりそうな、まだまだ使えるパーツを詰めれるだけ詰め込んだので、納得頂けたら、というのが現在の思い。
倉庫が少し綺麗になり、さすがに夏場は無理だけど、少し涼しくなったらもうちょっときれいに片づけよう。

ヤフオク

前の記事でヤフオクに出品中と書きましたが、出品中の入札状況を見てると2点とも閲覧数に対して情報の登録数(ウォッチリスト)は1割程度なんです。
これってやはり傾向とかあるんですかね?

出品する立場としては、1円でも高く買っていただきたいです。

カブでの走行について

バイクの運転はうまい方じゃない(つまりは下手)ですが、カブで走ってみて思うことを書きとめておきます。
まずは加速について。当然遅いです。アクセルを思いっきりひねっても加速は鈍いです。ギヤ比を加速側に調整すればそれなりに加速はするでしょうが、もともと3速で各ギヤが離れ、変速のつながりも良いとは言えない。加速側に振れば速度が伸びないし、燃費も下がりますしね。
加速が悪いと曲がってからの立ち上がりでスピードが出ない。解決策はなるべく減速せずにカーブを曲がること。ただしこれもかなり難しい。というのもステップがかなり低く、車体を大きく傾けるとステップが地面に擦る→ヒヤッとする。
またリアサスペンションがイマイチなため大きなギャップを超えた後、しばらくはグワングワンと上下して気持ちいい物ではないです。
社外品に交換すれば改善されるのでしょうが、少ないお小遣いでほしい物は星の数より多いかもしれないぐらいあるので、対策はまだまだ先になりそうです。
フロントサスペンションはさらに悪く、ストロークが短い、ブレーキをかけるとリフトアップする。こちらは対策部品はほぼなく、構造を変更するしかないです。
ブログ等でCD系のフロントサスペンションに交換されているのを見かけるのはこのためかな、と思います。

いいところもあります。
普通のスクーターよりタイヤの径が大きく、路面の細かな段差などには強いです。
また細いタイヤのおかげでヒラヒラと倒しこんで曲がることができます。速度が低いとはいえ、気持ちいい!

少ないエンジンパワーで限界近くまで頑張ってもらってなるべく早く目的地に到着する。ゲームで言うところの縛りプレイ的な楽しみ方。ただし我慢ばかりでなく、時々感じる気持ちよさ。カブに乗って私が面白いと感じる部分はここにあります。

カブと言う乗り物

文章を考えるのがとっても苦手なので、なかなか筆が進みません。
それでもスーパーカブに対する不満とか気に入ってる点とかをボチボチ書いていきます。
まずはポジション。美点との裏表状態なのですが、足つきがいい=シートが低いので乗車中は膝が窮屈。短時間の街乗りならどうってことは無いのですが、ツーリングなど長時間だと一寸つらい。私は無駄に背が高い(=足が長い、というわけではない…)ため、余計にそう感じてしまいます。
対策として以前はダブルシートを装着し、かなり後ろに座っていましたが、後に書く件も絡んで今はシングルシートを取り付けているため、なるべくシートの後ろに座る、シートをアンコ盛りするという方法で対処していますが、根本的な解決には至っていません。特にシングルシートでノーマルキャリア装着だとスタンドを立てる時のつかみの部分(正式名称はなんていうんだろう?)にお尻が当たって、ギャップだと本当にイタイ!

次に積載性。
ある意味原付最強の積載性を誇るわけですが、それには荷台を活用することが前提。スクーターのようにメットインがないため、ヘルメットを含め車体側に仕舞っておくスペースがほぼない。一応車体の左側のカバー内に登録証や車載工具は積めますが。
こちらはキャリアに大きな箱を取り付けています。その為上記のシートの件にも書きましたが、シングルシート運用となっているわけで、ここもトレードオフで利便性を優先した結果です。
以前はバイク用の箱(GIVI製)を3つぐらいの大きさを用意し使い分けていましたが、「大は小を兼ねる」の観点から、ホームセンターで手に入る灯油保管用の箱(KB-540)をネジで取り付けています。
なんでも入れることができて便利な反面、なんでも入れておけるので余計なものが。夏が近づいてきた時期になった今(7月)でも防寒用オーバーパンツ等が入ったままになってたりします。

ライトが暗い。
夜間、山間部の単独走行はかなり無理っぽいです。
発光自体が知れているうえ、配光もいまいちなノーマルヘッドライト。一応マルチリフレクターライトを導入しましたが、電流が交流式かつ設置スペースの加減から最近はやりのLEDやHIDの取付けがかなり難しい。
サブライト用にLEDライトを一時amazonで購入して取り付けましたが、1時間ほど使ったところで焼き切れてしまいました。T_T
そのうち熱対策を施し、再度取付け予定。

走りの難しい理論とか、構造ゆえの制限とか、薀蓄垂れるだけの知識がないので話に奥行がないなぁ