事故について

かなり前にCD90を購入したと書いたが、その中で事故を起こしたことにも少し触れた。
今回はその事故のことについて。

事故の発生は随分前で昨年6月の頭。本当にかなり以前だわ。
場所は近畿の名所、酷道425号の十津川村内。
その日は数日前から妻に自由行動を許可してもらい、朝早くからの長距離ツーリングに出かける予定だった。
実際には子供と一緒に朝食をとったり、なんやかんやで8時過ぎの出発であったかと。もしかしたら9時近かったかも。
目的地は国道425号線と端から決めており経由地として高野山龍神温泉十津川村と私にとっては定番のコース。

まず高野山へ向かうが、橋本市に抜ける県道でソロのGN125と別の3人組に続けざまに軽く抜かされた。
わかってはいたんだけど加速と登坂時の速度に不満があって、これが結構なフラストレーションだったんだとと今にして思う。人に抜かれるとなおさら感じる。
その後、裏道や市道などを経由し371号で高野山に登ろうかと進むが通行止めの案内があり別のルートを選択。
一般的な370号から480号を経由するルートへ変更を余儀なくされた。
こちらのルートは道が狭く曲がりくねっている割に交通量も多く大型車両(観光バスね)も通るので、はっきり言って好きではない。(フラストレーションその2)
九度山から370線をしばらく進んだところ、工事により交互通行で一旦停止。
停車中に大型(1000ccぐらい)のカップルに追いつかれたため道を譲ったが、後方を走っていた方は大きいバイクは無理なんじゃないの?といった感じで直線で離されコーナーで追いついての繰り返し。いや、こちら90ccですけど。高野山に到着する直前で停車したので横を抜けていったが、それなら早めに譲ってくれよ、と。(フラストレーションその3)
高野・龍神スカイラインは走りやすく、龍神温泉までは快適。先ほどのフラストレーションは忘れた気になっていた。

国道425号はほぼ対向車もなく県境を超え、もうすぐ十津川の町だな(と言ってもあと10kmぐらい)とか思いながらすれ違ったバイクが橋本市手前で抜かれたGN125。
「ここを目指してたのか」と思いながらミラーで見送り、こちらももう一息と考えながらも抜かされた不快な感じが思い返され、また一部気も抜け、大きなカーブに差し掛かった際に対向車両に気づくのが遅れ正面衝突のような形でぶつかった。
相手の車両はエアバッグも開かないぐらいの衝撃で相手の方も怪我していなかったが、車はバンパーに割れボンネットにヘコミが出来てしまい、バイクはフレーム、フォークが曲がって全損状態。ただバイクが守ってくれたか体の方は踝に少し擦り傷ができたくらい。
ライディングジャケットを羽織り、グローブもしていたので、やはり安全装備は大事。

事故当時を思い返して。
つづら折れのカーブばかりで大した速度ではなかったが、かなり集中力を欠いた状態で乗車していたので、たとえ歩くぐらいの速度であっても事故を起こしてと思う。崖から落ちなくって本当にラッキー。
バイクは危ない乗り物と再認識。ただしバイクに責任があるのではなく、乗り手の状況次第。乗り手がしっかりしていないダメ。集中が大事。

警察が到着するまで軽く1時間ぐらい、辺鄙なところで事故ると大変。大けがでもしていたら命に係わるので、安全運転を忘れてはいけない。
その後は自走で何とか家に帰りつき、後日オークションで程度が良さそうなフレームとフォークを入手し、さらには調子に乗ってバックステップも購入し、何とか乗れるように。
 でもバックステップはポジションきつくてかなり乗りにくかったので、知人に無期限貸与中。